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エンジンをかけアクセルを少しだけ踏んでゆっくりと車庫から出る。新しい朝という錯覚。ぴったり昨日の続きを正確にCDは続ける。昨日の朝にもしたように、今朝聞きたい気分のCDを探す。おなじみのナンバーというよりも結局これ。いつもの道をいつもの時間同じように注意を払いながらアクセルを踏む。
汚れた灰皿、ちらかったCDケース、転がっているちまちました荷物。その気になればすぐ片付けられるけど、その気になる必要性は今のぼくにはないし、近い将来にも当分ないだろう。
一体いつからサンダルで運転して勤務先直前に車内で革靴に履き替えるような自堕落な習慣が身についてしまったのだろう。おかげで助手席にはいつもスニーカーと革靴が1足ずつ消臭剤の側で絶えず転がっている。
窓を少し開ける。エンジンやマフラーから妙な音は出ていないだろうか。予想もしないような場所がカタカタ震えてはいないだろうか。最初は全然愛着のなかった親父にもらった車も、既に10万キロに達しようとしている最近ようやく愛着のようなものを感じられるようになってきた。
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汚れた灰皿、ちらかったCDケース、転がっているちまちました荷物。その気になればすぐ片付けられるけど、その気になる必要性は今のぼくにはないし、近い将来にも当分ないだろう。
一体いつからサンダルで運転して勤務先直前に車内で革靴に履き替えるような自堕落な習慣が身についてしまったのだろう。おかげで助手席にはいつもスニーカーと革靴が1足ずつ消臭剤の側で絶えず転がっている。
窓を少し開ける。エンジンやマフラーから妙な音は出ていないだろうか。予想もしないような場所がカタカタ震えてはいないだろうか。最初は全然愛着のなかった親父にもらった車も、既に10万キロに達しようとしている最近ようやく愛着のようなものを感じられるようになってきた。








